組織と人間の境界

昨夜は雪国のような箱根に泊まりました。経営危機に見舞われながらドラスティックな改革を行い成長戦略に転じた旅館です。問題が生じたとき、解決の答えを見つけることは重要ではなく何かを信じて実行することが全てです。答えが間違っていても実行しながら修正していくことはできますが、行動を起こさないことには何も始まりません。不安に身をすくめて動けずにいると直感までにぶります。行動に必要なのは自己否定であり、それなくして自分を変える第一歩を踏み出すことはできないと思います。弱い組織ほどトップが自画自賛をしがちでその歪んだ愛社精神は疫病のように組織に蔓延し、誰も現状否定ができなくなります。こうした組織では意識改革から始めねばならないために改革には気の遠くなる時間が必要になります。和をもって尊しの日本人は賛成、反対の境界をあいまいにしたままなんとなく改革へ移行しがちですが、中途半端な改革はリスクが大きくコストも高くつき改革者を反逆者にします。従来の組織論にもモチベーション理論にも興味がわかないのは、無機質な組織と有機的な人間の境界が曖昧なままだからだと思います。

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