相手が神様だったから


173億の赤字を出し、もはや再生案件となったジャングリアについて、ひとつ解せないことがあります。1990年代に雨後の筍のごとく現れ、大半が消え、もはやオワコンなのは周知の事実だったはずのテーマパークを、なぜ今になってやりたかったのかです。テーマパーク界の例外的生き残りの片割れであるUSJ出身者という経歴が禍したと思います。例外であったはずのディズニーとUSJの成功を一般化し、しかも人口の少ない地域で二匹目のどじょうを狙ったことが致命傷であり、需要予測を派手に外したことなど、それに比べれば些細なミスです。自然豊かな沖縄まで行って、なぜゴルフ場跡地なのか、なぜ沖縄で恐竜なのか、そんな素朴な質問を誰もできなかったのは、相手が神様だったからでしょう。資金の尽きる時間が迫り、ハウステンボスでは20億円の出資で12年後に666億円を手にしたHISに期待が集まりそうです。

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