思考回路を書き換えたEBC


エベレスト街道の旅を通じて自分の思考に影響を与えたのは、「生きようとする必要のある世界」という観点です。空気の薄い高地では積極的に生きるための行動が求められます。他方で生命維持装置につながれた都市では、人々は考えることなく流されるままに生きることが許されます。生きる本質から離れた都市的消費は、人々を甘やかし幼児化させる方向に進化した気がします。宿泊ビジネスに関して言えば、本質とは「死の危険」と「生存環境」です。生きることが前景化する世界で人の感覚は鋭敏になり、厳しい自然と接続された時感じるのは身体性の回復です。極限環境に対して、人類は熱を中心に共同体を形成することで生き残りを図りました。「生存感覚」を呼び起こすシェルターとしての「火」という発想は、自分のサウナ・ビジネスをアップデートしてくれそうで、EBCでの4泊5日は思考回路を書き換えたと言えるかもしれません。

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