



年齢を意識させる誕生日は、非情にも毎年巡ってきます。それでも普段はほとんど家にいない娘が、登山で海外にいる妻に代わり食事につき合ってくれたことは喜ぶべきでしょう。自分の内面にある本音に従い、他人の基準で生きる時間を減らし、食事を減らし、運動を増やし、執着を手放すことが当面の目標です。人生のロールモデルの一人であるカーネル・サンダースの、「錆びつくより、擦り切れる方がマシ」という言葉が好きです。究極のミニマリズムを目指して人生をシンプルにしたい一方、この年になってもお金を稼ぎたいと思うのは、身体が共鳴する「美しさへの執着」だけは燃やし続けたいからです。朝、モルゲンロートの山を見て、サウナに入り、レコードを聴く、そんな静寂の理想郷という作品を作るには原資が必要となり、そのためのオーガニックで美しい循環を作る一年でありたいものです。