偉大な第一作の遺産


ランニング界に激震を与えた「BORN TO RUN」の続編、「BORN TO RUN 2」を読みました。実践ガイドの位置づけですが、タイトルが示す通り至って平凡な中身で、第一作のような衝撃もなくヒット作になる予感はしません。「ランニングシューズは人間の足を襲う市場最大の破壊勢力」という刺激的なフレーズで、ナイキなどのビッグ・スニークを敵に回した切れ味の良さはなく、逆にこの20年間、ランニング界に新しいトピックスが乏しいことの裏返しかもしれません。自分が夏休みの自由研究にしているファット・アダプテーション(脂質代謝適応)に関する記述も限定的で、少し物足りない印象です。タラウマラ族(ララムリ)の古タイヤのシューズが日本でもブームになった前作のような社会現象になることもないでしょう。それでもそこそこのセールスになるとすれば、それは偉大な第一作の遺産ということかもしれません。

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