
腰痛が改善して以来、体を動かすことに前向きになり、この一月ほど自転車に乗る機会が増えました。乗り始めると筋肉が慣れ、ペダルをこぐことが苦痛ではなくなります。8段ギアながら、幹線道路以外であれば車の流れに乗ることができ、自宅から半径5km程度なら車より早く目的地に到達します。エネルギーコストゼロの移動手段の魅力は、心と身体の両面に働きかけ、自己肯定感を高めることだと思います。心肺機能と筋力を強化する有酸素運動は、高揚をもたらす神経伝達物質の分泌を促します。自転車の大半がモーターのアシストを受けるハイブリッド構造ですが、モーターを持たない軽量の車体こそ、自分の体との一体感を高め、移動を身体化すると感じます。自分の力で前に進み風を受けるスピード感は爽快で、自己効力感を高め、坂を登り切ったときの達成感や、バランス感覚により高まる集中力は、最も安上がりな気分転換と言えそうです。