宿泊産業本来の姿


一部地域における宿泊施設の値上げが問題になりますが、インバウンドの急増ばかりが理由ではなく、急騰する建設費が影響していると思います。バジェットホテルにおいて、にわかにトレーラー型のホテルが増えているのもその影響でしょう。建設コストは、以前ホテルを開発していた頃の2、3倍という異常な状態にあります。初期投資をいかに下げるか考える上で、高知市内でホステルや一棟貸宿泊施設を運営するとまり木が開発したmimoroは、その解決策になりうるかもしれません。香川県さぬき市の、人口10人に満たない北山集落の耕作放棄地に建てられた3棟は、テント以上コテージ未満の修繕も容易なローコスト建築で、もはやキャンプに近く、日本型グランピング施設と言えそうです。専ら周辺の自然をアピールし、周辺環境に寄生する宿泊産業本来の姿に戻っているように見えます。将来的な住宅転用を意図している点も注目に値します。

Translate »