


週末は古民家のある南会津町と桧枝岐村に行きました。明治以来140年ほど風雪に耐えてきた古民家ですが、積もった雪の重みで屋根が湾曲して見えるのは目の錯覚ではなさそうです。一晩に1メートル積る日もあり、今週以降寒波が再び日本列島を覆うことも気になります。雪に閉ざされる生活は春の訪れが待ち遠しいのですが、他方で最も美しい季節は厳冬期だと思います。日本海に近い急峻な山岳地帯に貫かれる日本の地形は良質な雪を降らせ、海外のバックカントリースキーヤーから注目されます。加えて雪国の暮らしこそ、日本らしいエキゾティックな風景だと思います。それはインバウンドに限らず、普段都会に暮らす人々にとっても、日本の生活から失われたかつてのヴァナキュラーな魅力を伝えるはずです。観光は土地の文化、景観、風土の魅力を伝えるメディアであり、冬はオフシーズンではないと感じます。