


日本古来の履物である雪駄の専業メーカーサカガワとミズノのコラボ商品を、SNS広告で見ました。ミズノのソールがつくと2万円前後の価格になりますが、大和工房ブランドでサカガワが販売する雪駄なら3分の1程度の値段で買えます。当社が位置する奈良県西部は、かつて国内で90%のシェアを誇る和履物の産地で、江戸時代に農家の副業であったワラ草履作りが発端とされます。伝統的な技法を継承した和履き職人の手作業によるつくりに、日常使いができる履きやすさが加えられた雪駄は、実用的かつスタイリッシュで、履くと自然に背筋が伸びるような清々しさを感じさせます。伝統を継承しつつ、現代のライフスタイルに適合した新たなファッションとして提案することは古民家も同じで、先祖伝来の生活の知恵を未来に伝え、暮らしを体現する進化した伝統とは何かを考えさせられます。