人類の叡智

先週末に行った長崎県の御湯神指しベストパワーランドは、今なお増え続けるサウナ施設とは全く異なる姿をしていました。水温シングルとかサウナハットとか、短期的なトレンドなど、もはやどうでもよいと思わせるのは、おそらく産業化以前の原初の姿をとどめているからだと思います。過去にも影響を受けたサウナ施設はありましたが、根底から思い込みを覆されたのは初めてです。人類史においてサウナが生まれた理由さえ感じます。第三次サウナブームの中心は調いやロウリュですが、不治の病の人がこの場所を訪れるように、刹那的な快楽より生命の根幹に関わります。直径10mの麦飯石のドーム式石室サウナの中央に薪を焚く場所を設け、松の木を豪快に燃やすのは単なる演出ではなく、今になって量子物理学を取り入れた医療が証明をし始めた人類の叡智だと感じます。考案した創業者が2015年に亡くなられたことが残念です。

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