週末にかけて、白河と南会津の古民家を設計の方と見ました。白河の家は戊辰戦争以前からあり、160年程は経っていることになります。一方南会津は明治期中頃とされ、それでも130年の年代物です。手作りされ、一軒一軒が異なる表情を持つことが古民家の魅力だと思います。古民家は代替わりのたびに改造が施される傾向があり、160年以上の時を経た白河の家の場合、天井部分は戦後に近代化されています。戊辰戦争で甚大な被害を受けた白河では、今でも「戦後」は大東亜戦争ではなく戊辰戦争を指すことがありますが、ここでは先の大戦以後の改修です。この建物が戊辰戦争の戦火に加え、周辺の家が全半壊した東日本大震災をくぐり抜けたのは、平屋構造で屋根を近代的な構造材により補強されていたからかもしれません。昭和52年に増築された浴室部分は、今回の改装では解体せずに使いますが、なるべくオリジナルの姿に戻したいと思います。