年初の羽田の事故では奇跡の緊急脱出が世界から賞賛されたJALですが、2024年4月1日の社長交代により初のCA出身女性の就任が発表されました。稲盛氏による経営改革により生まれ変わったJALで、整備、パイロット、整備、客室乗務員と現場を知る経営者が継承されることは、JALの経営が健全な状態を保つことを示していると思います。保守的な会社では、財務、人事、企画といった、現場から遠い社内貴族の台頭によって土台から会社組織が崩れていく例を、多くの企業で見ることができます。一方で、営業が暴走した不祥事はいくらでもありますから、これらのエリートがブレーキを踏み、また会社が飛躍する場面で必要なことは当然としても、石橋を叩き過ぎて会社ごと破壊していくようなケースも多く知っています。会社経営とは、暴走と自己破壊的行動の間でバランスを取ることなのかもしれません。