語らぬ生き証人

日曜日に松姫峠付近の山中で見かけたボンネットトラックが気になって調べると、第二次世界大戦中のアメリカの軍用トラックのようでした。これほど身近な場所に戦跡とも呼べそうな車両の残骸があるのは驚きです。もちろん米軍の払い下げ品で、荷台には駿河製紙株式会社山梨出張所の文字が読めます。おそらく、アメリカ軍に1941年から配備されたGMC社のCCKW353(ロングホイールベース、ウィンチ装備型)で、重量4.8t、全長6.86m、全幅2.24m、最高速度72 km/h、480 kmの行動距離があったようです。積載量2.5tの6輪駆動軍用トラックは、M2重機関銃を装備可能とされます。第二次世界大戦中にアメリカが生産した2.5tトラック81万両のうち、56万両以上がこのGMC CCKWシリーズで、ジープとして知られるウィリスMBの36万台を超えます。この車がどのような歴史を経て、奥多摩の山中にたどり着いたのか分かりませんが、この語らぬ生き証人に近いうちに会いに行きたいと思います。

Translate »