物流業界では来年4月以降、自動車運転業務の時間外労働時間の上限を年間960時間にする2024年問題が話題です。今の物流量の7割しか運べなくなりますが、この乱暴な施策は正しいと思います。1割削減なら従来のやり方でこなしますが、3割なら物流改革が必要となります。人口減少とG7最低の生産性を改善する好機ととらえるべきでしょう。2台分の輸送が可能な連結トラックの導入や、新東名に来年度設置される自動運転専用レーンなどが期待されます。ワークシェアリング的な運転手の確保やスピードリミッターの上限速度緩和、身近なところでは再配達をなくす置き配なども考えられます。しかし、環境への影響も考えるなら、過剰な便利さをあきらめることが有効かもしれません。便利さを手放すことに多くの人は反対するでしょうが、いつでも好きなモノが手に入る贅沢は、物欲と中毒を悪化させるだけで本当の幸せには見えません。