北アルプスに行っている数日の間、ぬか床を冷蔵庫に保管して出かけたところ、帰ってみると普段と匂いが違います。ぬか床をペットと言う人もいますが、元気がなくなっているのが分かります。ぬか床をボールに出して腐敗菌が嫌う塩を入れてよくかき混ぜ、洗った容器に移し替えると翌日には異臭は消え、元気になるところはまさにペットです。ぬか漬けが食卓に上るようになってから調理に対する考え方が変わりました。野菜を入れておくだけであとはぬか床が勝手に調理をしてくれて、野菜の栄養価が高まります。同様に天日干しも便利な調理法で、時々安く売られるシイタケなどを買って天日干しすれば、ビタミンDの栄養価が上がり保存もできて一石二鳥です。かつてはどの家庭でもぬか床や野菜などを干す網がありましたが、保存技術の進歩やコンビニの普及など、便利な生活は伝統的な恩恵を記憶から消していくのでしょう。