ゴールデンウイークは高速道路も例年ほど込まず、期待した反動消費は控えめだったようですが、他方で一部地域の宿泊施設は驚くような高値になっていました。昔は高値で売られる商品に憧れましたが、今は高い商品を見ると興ざめします。高価格になるほど執着の双六が始まり、事業者が意図したゲームから降りられなくなるからです。より積極的な理由は、消費を減らしたほうが人に邪魔されない自分だけの時間が増えることです。値段は実のところ、需給関係で決まるのではなく、供給側が打ち込んだアンカーによって決まると思います。悪魔のルールを知っている商売人はアンカーの打ち方がうまく、値段が上がると客は価値も上がったと錯覚し高い価格設定について行きます。非日常的演出が好まれるのはお金を取りやすいからですが、何気ない日常を充実させることがむしろ価値は高いと感じます。