桜が咲き誇る季節になると、見事な大木のあるルートをラブラドールとの散歩に選びます。一年で一番美しく生命力を感じる芽吹きの季節は花粉症の憂鬱な季節でもあります。3月の前半を那覇で過ごしたので、本格的な花粉症シーズンはこれからですが、苦しむ期間が少なく症状も以前ほど深刻ではありません。住む場所は人生に大きな影響を与えますが、これまでは自由な住まい方はごく一部の自営業者やリタイアした人にしか許されませんでした。今年に入り東京都への人口流入が逆回転を始め、昨年同期比で人口が5万人近く減ったことは、都市に住むメリットよりデメリットの方が大きいという本音を実行に移したことの現れに見えます。人が密集する都市はストレスにさらされ炎症を引き起こしやすく、病原菌が広がり、都市の孤独は破滅を招きやすく、成功崇拝が主流になり人の心は殺伐とし、富を片寄らせ、豊かになってメタボリスクが高まりガンなどの文明病も多発します。住む場所は避けられない運命ではなくなり、都市が再評価を受けるのはこれからでしょう。