侵攻から1か月が過ぎ、世界二位の軍事大国のはずのロシア軍の弱さと、西側に支援されたウクライナの善戦が目立ちます。プーチンを狂気に駆り立てた背景を推し量ることは困難ですが、終戦前後に日本に対してソ連が行った残虐性を忘れることはできません。他方で大量破壊兵器を持つとの触れ込みでイラクに侵攻したアメリカにも善良さはありません。不透明な時代の潮流をつかむ上で参考になるのは、10年以上昔に書かれた本だと思います。一般には最新の本が好まれる傾向にありますが、昔から今の状況を正確に伝えている、予言書とも言うべき書籍の著者の警告は参考になります。見極めのポイントは、特定の背景を持たず、金に無縁そうな地味な学者や研究者で、独自の情報チャネルや一次情報にアクセスしうる人です。人は未来が開けると安心しますが、何事も妄信せずに、そこから先は自分で探求するしかないと思います。生きる意味と目的を探求するDNAは刷り込まれた人の本能であり、手放せば真理に到達することもないのでしょう。