那覇に3週間ほど滞在して、航空券、ホテル、2度借りたレンタカー、食費を含めて総支出は8万円ほどでした。高級ホテルなら一晩で使う金額ですが、見たかった沖縄本島南部、中部の史跡の大半やホテルを見ました。東京の自宅にいてもこれに近い生活費を支出することを考えると、ノマド的な暮らしが普及すると、産業分類上は旅行代金とも住宅コストとも言えない新たな市場が成立することを実感します。花粉症による不快さと生産性の低下が防げることを考慮するなら、これらは生活必需品の一種だと思います。設備と蔵書の充実した沖縄県立図書館なら、東京では予約者が多くて借りられない人気本をまとめて読むことができます。労働生産性が低いとされる日本固有の短期勝負の休暇という概念は、より長期の働く休暇にやがて変わっていくのでしょう。当たり前だと思っていた働き方から距離をおくと、働く意味や生きる意味について考えます。早くも泳げる砂浜で強い日差しを受けていると、何もなくても幸せに生きていけるような気がします。