春が近づくのは名残惜しい

今日からは日の出時刻が早くなり始め春に向かう感覚が始まります。寒さは続きますが、年末から延び始めた日没時刻や日照時間に加え、日の出時刻が早くなると寒さに伴う悲壮感は消えて行きます。結局今年も来客時以外に我が家の暖房機が動くことはなく、それも4台あるうちの1台のみです。人類史は空腹と寒さとの戦いで、この環境下で獲得した倹約遺伝子のおかげでわれわれはほとんど食べずに体に脂肪を蓄積することができます。脂肪は空腹時のエネルギーとなり寒さから身を守る熱源にもなるサバイバルシステムですが、飽食時代の現代人にとってはありがた迷惑になります。ゲノムに変化が生じ、脂肪を蓄積せよとの倹約遺伝子の指示を無視するには今後4万年から7万年程かかるとされますので、現生人類においても飢餓や寒さの環境で生きることがデフォルトです。飢餓時代を生き抜いた末裔である我々が空腹時間を多くすることで生命力を高めるように、氷河期を経験した祖先の血を受ける現代人も寒さに対する防御反応が生命力を高めます。そう考えると春が近づくのは名残惜しい気がします。

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