病気は存在しない?

富士山ヘルスツーリズムに参加して頻繁に脈拍数やストレス測定をしたために、体が常に心身や周りの状況を敏感に察して生体恒常性を維持しようと懸命に働いていることを感じました。身体はきわめてセンシティブな精密機械であると同時に、乱暴に扱っても簡単には壊れないすぐれものです。その寛容さを過信して許容限度を超えたときに生活習慣病を発症します。本来の人体は無機的な都市に住むことを想定していませんし、ましてや贅沢な暮らしなど設計仕様とはかけ離れたものでしょう。「自然から離れるほど病気に近づく」と言う紀元前の哲学者からの警鐘を真に受ける現代人はごくわずかです。さらに深刻な問題は歪められた現代医療に対する無批判な信仰でしょう。身体の内面が発する声を聞かず、他人や機械の測定したことを信じる無知と他者依存が、本来ほとんど存在しないはずの病気を蔓延させているように見えます。健康を人任せにする現代社会から病気がなくなることはありません。人体の不思議は自ら完全に治癒する力を持っていることでしょう。

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