食べないことが幸せ

昨日は起きた時から体が重く、神社まで散歩をしても心が晴れません。快調と程遠い理由は、前日に珍しく外食をしたことぐらいしか思い浮かびません。食べるという本能的欲求は消化のための負荷を伴います。解糖系中心にエネルギーを生み出す若い頃は人一倍食べましたが今のエネルギー産生回路は当時と違います。食べないことでエネルギーを得られるパラドックスが成立するのは、糖質制限や断食で体が飢餓状態に順応して血中ケトン体濃度を上げるからです。短時間で燃え尽きる糖質に依存しない飢餓に強い体を作ってこそ無限とも思えるエネルギーを得られますが、世間には元気なお年寄は週○回ステーキを食べる的な話が流布されます。ドイツの富国強兵政策の御用学者カール・フォン・フォイトを近代栄養学の父と礼賛し、その亡霊と言えるカロリー理論と肉食礼賛という虚像を今もマスコミが流すのは、食べ過ぎが産業にとって好都合だからです。近年のあらゆる生物実験は食物摂取を3、4割減らすと長寿化することを明かしますが、人のバイアスは食べる楽しみを過大評価し、食べ過ぎによる負の影響を無視します。最近は昔のように食べられなくなったと嘆く声を聞きますがそれが正常な姿であり健康に生きる秘訣でしょう。

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