昨日は家の一年点検をしてもらいました。引越当初から増えたものは卓上型のオーブンと娘の部屋のIKEAの勉強机ぐらいです。「あると便利」な商品は日々家に入り込む機会を伺いますが必需品との境界は人によって異なり曖昧です。不便を受け入れるならオーブンはトースターで代替できますから必需品とは言い切れません。収納庫の類が最小限のために常に持ち物を把握でき、モノが増えることを防いでいます。社会が成熟すると選択肢が増え過ぎ、最高の選択を望むがゆえに迷い悩む人も増えます。断捨離やコンマリブームによりモノを減らすミニマリストは増える傾向ですが、モノを減らす度に心も軽くなる気がします。歩荷のような荷物を担いだかつての登山から、必要最小限の荷物だけのファストパッキングが広がり、制約のない自由な登山が可能になったように、人生から持ち物を減らすたびに制約から解き放たれる自由を感じます。人がモノを持ちたがるのは不安の裏返しであり、快楽を求めて余計に買い、余計に食べ、余計に捨てることは、人生において余分な荷物を運んでいるのだと思います。