自分の本音で生きる

近所の公園に行くとすっかり春の風情です。昔は夏が好きでしたが今はどの季節も好きです。特にトレイルに程よく雪がついた降雪期の山の魅力を知ると冬が過ぎ去る気配に寂しさを感じます。人生は四季に例えられますが、人生100年時代なら四半世紀ごとに季節が移り変わることになります。日本人は若さへの信仰が根強いとされますが、どの季節にも魅力があるようにどの年代にも喜びを見出すことができます。これまでは成人前後まで教育を受け、65歳までひたすら働き、その後は引退して余生を楽しむ3つのステージの単線的な人生を送るのが常でした。昨今は「自分はどう生きたいのか」という問と向き合うマルチステージの人生、すなわち仕事一辺倒、キャリア一筋で自分をすり減らす働き方を避け、柔軟に自分らしい人生を組み立てる生き方が奨励されます。一方で長い人生を貯蓄で賄うことが難しく会社も年金もあてにならない時代は、できる限り健康に過ごし、より長く働くことが求められます。第一の人生がお金のためにピークを目指す働き方なら、第二の人生の働く意味は、時間という保存できない日常を自分の本音で生きることでしょう。

Translate »