昨夜娘がインターン先の農家から戻りました。昼間は農家で作業をして日本時間の夕方から始まる英国の大学の授業をオンラインで受けられ、場所の拘束が消えることで時間が生み出され可能性が広がります。インターンは今でこそ一般化しましたが、学生時代に仕事を体験する経験の乏しかった自分の世代はその可能性が見えないままに終身雇用に身を投じて来ました。遠隔地との距離を消すテクノロジーは随分以前から存在しながら、企業も教育機関も医療機関も非接触を強制されるまで活用しなかった理由は単に長年の習慣を崩したくないからでしょう。対面授業に勝ることはないにしても一方で自由と自らの可能性を奪われてきた代償は少なくありません。企業や学校や病院を画一的なものとみなしその可能性を制限してきましたが、破綻と創造は紙一重のはずです。リスクに過敏に反応する日本人は否定的な意見によりさまざまな可能性を摘み取ってきたと思います。いくつになろうとも人生に隠されている可能性を知るなら人間は若いままでいられるのでしょう。