宿泊業界こそチャイナデカップリング

レバノンがデフォルトを宣言しドミノが危惧されるなか韓国ではアジア通貨危機の悪夢が蘇ります。2月の中国製造業PMIがリーマン・ショックを上回り過去最低を示したように世界のGDPの低下は必至で、パンデミックが収束しても経済損失は2兆7,000億ドルとされます。これまでの経済危機と異なるのは人の動きが制限されることであらゆる産業で日銭が止まり始めたことです。年度末に向かい急な動きで経済が失速することを多くの人が実感することは過去にはありませんでした。宿泊業界はその最大の被害者ですが、即効性を狙ったアベノミクスの生み出したインバウンドバブルの責任とも言えそうです。安普請の店が増えて風情を失った京都は24ヶ月連続で日本人客が減り、上質な国内マーケットが敬遠するようになったのは銀座も同じです。宿泊業界はバブルの後始末でリセットすべきところをインバウンドバブルで延命させた格好です。世界はチャイナデカップリングの動きを強めていますが、観光宿泊業界は国内需要を諦めずに活性化すべきなのかもしれません。

Translate »