


例年ゴールデンウイークは、渋滞と人混みに巻き込まれず、ほとんどお金を使わず、それでいて満足度が高い観光地に行くという無理ゲーです。午後から天気が安定した4日は駒ケ根市の宝積山光前寺に行きました。樹齢数百年の巨木が多い境内にはヒカリゴケが自生し、本堂前の庭園には飲料に適する山水が流れ込み、人影もまばらで連休中とは思えない深山幽谷の風情です。そのあとスーパーのツルヤで手頃な総菜寿司を買い、陣馬形山(1,445m)にピクニックに行きました。山頂までは車道が整備される手軽な山ですが、眼下に伊那谷の絶景が広がるのが印象的で、居心地の良さに去り難い場所です。行楽シーズンの混雑した有名観光地は高額料金を払い、混雑に耐えることを求められますが、GWの後には自分の意思が働かない虚無感が残ります。巨大なピーク課金システムから距離を置くことは、旅の主導権を市場から取り戻すことと言えそうです。