
コロナ後の決算でキャンプブームの終焉が囁かれていたスノーピークは、昨年MBOを発表し、減損処理を経て業績は順調に回復しているようです。成長軌道への回帰の目途がついた今月1日、ロエベジャパン、スターバックスジャパンのCEOだった水口氏を、代表取締役に迎えました。成長のためのコンセプトは不易流行で、「人間は自然の一部である」という日本人が持つ自然観をより深く進化させる骨太さを感じます。自分も一時期在籍した米国系コンサルを経て、ルイヴィトン以来、一貫してデザインやブランド領域のトップを務めてきた氏の才能と感性は、三代目の電撃辞任で混乱するかに見えたスノーピークとの、幸せな結婚に見えます。「人間らしく生きる時間をより一層深め、世界中へ広げていきます」とのコメントが嘘くさく感じないのは、信頼に値するブランドだからでしょう。