
今月開業のLUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾートは好評のようです。山でのテント泊が好きなのは、山小屋の居心地が悪いからです。質素ながらも居心地の良い山小屋は世界の標準ですが、日本は見劣りがします。宿泊料金はかつての倍ほどに上がりましたが、それでも営業継続が困難な山小屋も少なくありません。自治体所有施設なら競争入札もありますが、営業権などの参入障壁により旧態依然とした山男の世界に、ホテル運営企業が入るインパクトは大きそうです。山小屋の役割は遭難救助など、一般企業が参入しにくい特殊性もありますが、東京電力の物件である尾瀬は、技術も体力も不要の観光地ですから一号店に最適でしょう。ドローンによる荷揚げなど、劇的にコストが落ちれば、都会並みの生活も夢ではなく、星野リゾートの課題は、自然のすばらしさを知った顧客が、界など既存ブランドに戻らなくなることかもしれません。