未来への渇望


「#万博ヤバい」がXでトレンド入りする事態となっているようです。ヤバいには賞賛のニュアンスもありますがそうではなさそうです。人混みが嫌いな上に並ぶなどもっての外ですから行きたいとは思いませんが、理由はそれだけではありません。70年の日本万国博覧会の記憶はおぼろげにありますが、奇跡の戦後復興を成し遂げ、世界第二位の経済大国に上り詰めた当時の日本には、「坂の上の雲」的な未来への渇望が国に満ちていたと思います。それは国際博覧会史上、初めて黒字となったことにも現れます。一方でメディアを通して見る今回の展示内容は、既視感のある内容ばかりで、未来を感じさせないからです。IRのために誘致したと思われる不純な動機も含めて、挙国一致の国家プロジェクトだった前回を知る昭和世代としては、今般の東京オリンピック同様に盛り上がる気になれないのです。

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