ハイブリッドの古民家


年末年始もなるべく古民家を訪れ、昨日は馬籠、妻籠宿から塩尻に至る中山道沿いの宿場街の古い街並みを見ました。古民家の定義には定まったものはなく、概ね築100年以上、すなわち大正以前の建築という解釈が一般的と思われます。新建材が使われず、マシンカットされる以前の、基礎に固定されていない家というのが自分なりの定義です。築何年ということがあまり重要とは思わないのは、代々改装されながら使い続けてきた古民家は、新旧部材のハイブリッド構造で、年代を経るごとにオリジナル部分が少なくなるからです。極論すれば礎石を残してほぼすべてが新品の材料と交換されてしまうことさえあると思います。他方で、古民家を立派に改装して、現代住宅のように快適にすることが良いやり方と思わないのは、以前真冬の宿場町で泊まった宿には暖房も現代的なサッシもなく、コタツに足を入れて寝た思い出が今なお鮮明に残るからです。

Translate »