人間の直観を要求する

近所のバイク屋さんに置かれるRZ250とKZ1300が気になります。どちらもバイクの免許を取った頃の時代を代表するモデルです。RZは自主規制上限となる45psを発揮し、借りて乗ったときは街中で全開にするのをはばかられる加速力でした。Z1300は国内最大排気量で、同じ6気筒ならCBXが好みですが、憧れの一台です。この時代のバイクや車を見ると、手っ取り早く80年代にタイムスリップでき、ひとときの没入感に浸り、当時のエネルギーすら得られる気がします。ユーロ5プラスへの対応など、バイクをめぐる環境規制も厳しさを増しますが、馬力ばかりが肥大化して安楽で面白みを失った車に対して、爆発音がざらつく機械らしい魅力を残すことが、リターンライダーを増やしている理由だと思います。快適装備で人間をだめにしてしまった車に対して、人間の直観を要求し、比類なきスポーツ性や運動性能を求めるならバイク一択でしょう。

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