生きる伝説に会いに行く


定宿に近い住宅街にあるゲンキ食堂に行きました。92歳のおばあちゃんが一人で切り盛りする1卓4席の店で、メニューは沖縄そばと天ぷらだけです。常連と思しきおじいちゃんが梅干しをすすめてくれます。おばあちゃんとおじいちゃんの会話はかろうじて聞き取れるだけでほぼ分かりません。後から大根の煮物を出してくれます。沖縄そばならおいしい店は他にもあるでしょう。しかしこの店に行く理由は生きる伝説に会い、商業化以前の那覇の生活を感じることです。1972年の沖縄返還前から営業する店には海外からの観光客も訪れるようです。毎日店を開けるおばあちゃんは、料理を終えると隣に座り台風の話をしますが、向いのおじいちゃんは眠ってしまいました。朝起きて、店を開ける理由があるおばあちゃんは幸せそうに見えます。アクティブに働き続けるおばあちゃんと握手をして店を出ると、ゲンキをわけてもらえた気がします。

Translate »