他人の視線と自己高揚


春頃に騒がれたANAのラウンジ問題は、ANA対JAL戦争に発展し、株価にも影響したとされます。サラリーマン時代と違い、飛行機に乗る機会の減った今は、ラウンジ問題は関心の外です。日本人がトランジットに使うような空港には気の利いたカフェが充実し、とくにラウンジである必要を感じません。他方でロイヤリティを示してきた修行者が気分を害するのも当然でしょう。人々がラウンジに熱狂する理由の多くは、ステイタスが可視化される喜びだと思います。自己顕示欲求が凝縮された空間が売っているのは、「快適性」以上に「承認」だと思います。たかがラウンジと言えないのは、人からどう見られるかは重要だからです。スターバックスに行くと、たまに「今日はお仕事ですか?」と聞かれ安心します。毎朝決まった時間に来る年金生活者に見られないことは重要で、他人の視線も、自分の気分や意欲を高める気がします。

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