
急成長するシェア別荘NOT A HOTELが注目されます。経営者や富裕層、法人の迎賓館として買うケースが多く、高い物件から売れると言います。粗利率65%の急成長企業とあれば、メディアが無邪気に礼賛するのも分かります。投資商品としても魅力的で、二次流通市場では購入価格の3割強に上昇したとされます。希少性、研ぎ澄まされたセンスの物件はCGの段階で9割が売れ、人気物件は即日完売します。それにしても年間10泊に数億円を払う感覚は理解を超えます。別荘よりコスパが高く、値が落ちないと言われますが、本当でしょうか。自然のなかに都会的価値観を持ち込む巨大な構築物、それをわずかな人だけが独占するとなれば、いずれ潮目が変わった瞬間に真逆の反応が起こる気がします。建築家による最先端の建築物は、自然というエコシステムに入り込んだ異物に映り、ビジネスエシックスに反した人間の愚かさの象徴に見えてしまうのです。