満足は身体が定義する


日曜日は八ヶ岳の阿弥陀岳、赤岳、権現岳を経て、再び阿弥陀岳の麓の出発点、舟山十字路に戻る距離18km強の縦走をしました。累積標高2,100mとそれなりの運動量になるルートは、八ヶ岳の美味しいところを網羅しています。途中で会ったツワモノはより遠くまで歩き、上には上がいますが、それでも充実感が残ります。山頂からのパノラマ、清涼な稜線で感じる風、コマクサなどの高山植物の可憐さには、お金を払う多くのサービスを超える価値を感じます。家に戻り、カラマツ林にテーブルを出し昼食を食べる時も、簡単な料理なのに贅沢を感じます。自分にとっての価値や満足は、頭で判断するより身体が定義している気がします。現代のサービスや観光商品を見た場合、既視感のある商品の品質を高めるだけで、人々の心を動かすことは難しくなっているように見えます。足りないのは自身の感覚や記憶として残る、身体で感じる体験のような気がします。

Translate »