山の評価は登山口で決まる


塩見岳に登りました。東峰、西峰ともに3,000mを超す双耳峰です。今シーズン登った山のなかでは黒戸尾根から登った甲斐駒ヶ岳に次ぐスパルタンさで、距離24.7km、累積標高2,345m、消費カロリーは3,310kcalあり、とくに標高2,753mの塩見小屋から山頂までの標高差300mを岩場で一気に稼ぐややテクニカルなルートです。日帰りの難易度の高い山は登山口で前泊する人が増え、前日の17時半に着いたときには駐車場の8割がたが埋まっていました。メジャーな山の場合、登山口にはトイレと飲料水を確保できる所が多く快適です。オートキャンプ場ではありませんので、テーブルや椅子を持ち出す人もなく、日没後はみな車のなかでひっそりと過ごし明かりが漏れる車もありません。鳥倉登山口が優れるのは南アルプスの稜線を間近に望めることです。夕焼けに赤く染まる山を見たあと、稜線の上に月が昇り、こんな絶景とその後の星空を寝床から楽しめるホテルはありません。

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