43歳鬼門説の真相


ブロード・ピークに登攀中だったニルマル・プルジャが、7月29日に発生した大規模な雪崩に巻き込まれ、43歳で亡くなり世界に衝撃を与えました。189日で8,000m峰14座を完登し、冬季K2登頂も成し遂げた現代を代表するアルピニストでした。山岳界では、以前から「43歳は鬼門」と囁かれてきました。2024年にK2西壁で亡くなった平出和也氏も生前この話に触れていました。平出氏の長年のパートナーだった谷口けい氏が事故で亡くなったのも43歳。日本アルピニズムの象徴である植村直己氏がマッキンリーで消息を絶ったのも43歳でした。おそらく43歳はアルピニストとして一番脂が乗り、一方で体力が低下に向かう分岐点であり、最も難易度の高い挑戦をする可能性があるからだと思います。登山家の野口健氏が「先鋭的な登山を続けていれば、一部の例外を除いて時間の問題でいつかは死ぬ」と記したことが印象に残ります。

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