無条件の信頼


年末にラブラドール犬のパセリが体調を崩した時、別れが迫っていることを覚悟しました。しかし、神様は半年の猶予を与えてくださいました。悲しみの大きさは血縁関係や社会的な立場で決まるものではないと思います。麻薬探知犬として育てられたパセリが生きた14年2か月のうち、我が家で過ごしたのは12年4か月でした。その間、朝起きればそこにいて、家に帰れば迎えてくれ、家族が笑う時も、険悪な時もいつも一緒にいてくれました。人間関係は期待や失望、利害や葛藤など複雑ですが、犬との関係は純粋です。パセリを失った時、家族の12年間の記憶が一気によみがえりました。それは娘の成長と自分の人生の大きな転換期であり、そのすべてをパセリはそばで見ていました。人が落ち込むと寄ってきて、家族が集まると真ん中に座る。みんなをつなぎ留める静かな存在は、無条件の信頼で家族という群れを維持しようとしていたように感じます。

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