
ベトナムの独立記念日は1945年9月2日です。ダナンの9月2日記念碑はフランス植民地からの独立を記念するもので、仏領インドシナに進駐した日本軍が、欧米列強の植民地支配からアジアの国々を解放した証と言えます。アメリカの主張をわれわれは受け入れがちですが、イランの視点で考えると別の景色が見えます。国民の虐殺は許しがたいことですが、他方でアメリカの傀儡政権であったパーレビ王朝時代にも同じことをしています。イラン革命によって女性の社会進出は制限されるようになりましたが、他方で女性の教育機会が拡大し大学進学の6割が女性になりました。イランのイメージは宗教指導者が率いる狂信的なテロ支援国家ですが、1953年のイランクーデターによって民主的な政権を倒したのはアメリカです。正義はいつの時代も暫定的であり、「より悪くない社会」という単純化された意思決定により修正をし続けるしかないのかもしれません。