納得できる虚構


新年度が始まりました。4月1日はエイプリルフールですが、毎日のようにフェイクニュースに接していると、もはや全てが嘘に思えてきます。AIがリアルな画像を生成し、偽物の限界コストがほぼゼロになると、どの画像もフェイクを疑う必要があります。生成AIがそれらしい独創性を発揮すると、「オリジナリティ=本物」という概念も成立しません。フェイクニュースを他人事のように批判するマスメディアも、偏向報道の癖が抜けない点では警戒すべき相手です。自分は「本物を見抜く目がある」と豪語する人もいますが、狭い視野から見たその人なりの解釈でしかありません。誰が、いつ、何を切り取るかによって真実は変わり、現代の真実は多層的に構成されていると思います。つまり本物とは対象物そのものの問題ではなく、受け手にとっての納得できる虚構なのかもしれません。

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