
エベレスト街道からカトマンズに戻り、ルクラからのフライトキャンセルに備えた予備日二日間は山で消耗した体の回復に努めます。これほど体を酷使した旅行はなく、エベレスト隊4人のうちの2人が病院に行くためにカトマンズに戻り、ロブチェ隊5人のうち2人が入院のために山を降りました。ほぼ全員がクンブ咳と高山病症状を発症し、高度障害により低下した免疫力で感染症にかかり、高熱や嘔吐する人もいます。一般的な観光旅行でさえ、環境変化により体調を崩す事はありますが、標高5,300m超えの極地旅行の場合は、普段から体を鍛えてきた登山者にとってもサバイバルレースです。幸い私のクンブ咳は二日間のサウナ通いによって症状が和らぎました。今夜帰国の途につきますが、旅の疲れは旅が終わるまでに解消したいものです。