相手に命を委ねる信頼


ダナンは決して歩きやすい街ではなく、歩道にはバイクが停まり店の客席が出され舗装も良くありません。信号はあてにならず、クラクションもうるさいのですが、信号無視がデフォルトなのでお互いに相手の動きを予測して、相手に命を委ねる信頼の原則が成立します。歩行者は車が来ようが一定ペースで突っ切れば相手が避けるという、混沌に見えて自然発生的な秩序と信頼が生まれます。乱暴にスピードを出す車を見かけないのも信頼が崩れるからです。他方、信号で統制される日本は自分で判断することがなくなり、相手の存在を忘れてぼんやり歩き、運転する人が多いと思います。どちらが本来の人間らしさかと言えば日本は退化だと思います。都市は若さと活気にあふれるカオス状態で、何事も起こらない日本で錆びついた脳は刺激を受けます。デジタルノマドがベトナムを目指すのは、生活環境や物価の問題だけではない気がします。

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