曇らせるのか、研ぎ澄ますのか


ジャンヌ東京に行きました。ホテルに行くほぼ唯一の機会は家族の誕生日です。アマンリゾーツのセカンドブランドとされるジャンヌは、アマンの保守的な高級路線から、ライフスタイル・ソーシャル型ラグジュアリーの性格を帯びるものですが、ブランド名が表示されなければ、どこのホテルか区別がつかない匿名性を年々強めていると思います。比較的高額な外食の唯一のメリットは、よく味わおうとするので、小さなポーションでもお腹が満たされることかもしれません。専ら食欲を満たすための食事は感覚を鈍らせる快楽ですが、それが豪華な食事であれ、断食後の粗食であれ、より深く味わおうとする態度こそが感覚を鋭敏にすると思います。重要な判断基準は、その行動が感覚を曇らせるのか、研ぎ澄ますのかを自問することのような気がします。

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